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@-科学A-生命B-進化論C-全身と咬合D-骨格と咬合E-歯列と咬合
F-犬歯誘導・G-後方離開・H-中間運動・I-垂直化・J-臼歯の咬頭
K-咬合調整L-審美修復M-形成N-圧排と印象O-歯冠外形P-オーバーロードQ-インプラント

 
| 科学とは
|01:標準とは|

太陽の動きを基に時差を加味して一定の “標準” 時刻を決めた。 そのGMTは原子時計によるUTCに置き換えられた。しかし地球の自転と原子時計との微妙な差が問題となり、塗り替えられようとしている。” 標準 “ や普遍性がどこまで標準として通用するのだろうか。時刻の様に、本来は一定の普遍性を持つ筈の自然科学ですら基準の設定は困難である。事によると、我々は “ 技術 “ の進歩が科学だと思い込んではいないだろうか

|02:科学と意見|
普遍性と、事物の “ 標準 “ を発見する事が科学の使命であリ、それは17世紀を経過して、” 確実性 “ の追求をする近代の西洋文明の根幹であった。ヒポクラテスは、科学と単なる意見の違いに触れ、科学は客観性に立脚した実証を伴い、結論に達しても再び間違いを調べ直し、互いの共通項を探す、とした。言葉巧みで、声高な、数の論理による主張は時間の洗礼に耐えられず、新たな反駆による修正もできず、科学として成熟しない。
|03:科学の独立|
宗教と科学が同一の規範に支配される世界観によって、天動説が唱えられた。多くの天文学者が、実測値から無理な調整を強いられた。コペルニクスの時代から次第に宗教と科学が分離され、17世紀になると、コペルニクスを否定したケプラーも否定され、ニュートン力学が巨大な科学革命として、全てを支配する時代に入った。それすらも通常科学の地道な検証により、次第に万能の科学としての中心的地位を譲ろうとしている。
|04:変革と修正|
アインシュタインは、重力、質量、加速度などは慣性系による相対的なものであるとして、ニュートン力学から決別をした。 宇宙項λ ( ラムダ ) により静的な宇宙を考えたが、ハッブルの宇宙膨張論により一度は考えを修正撤回。しかし、宇宙の膨張は加速度を持つため、再びλが復権した。また、慣性系に従わず、唯一不変なものは光速度だとしたが、素粒子の Neutrino が光より速く移動することが2011年に発見された ( まだ実証されていない )。こうして絶対的な “ 科学 “ と思われている物は次々と変革し、確実である筈の事実は常に修正される事が判明。
|05:還元主義|

デカルトを祖とした近代西洋科学の知識の論理は、還元主義に到達。複雑な事物でも細かく構成要素に分解して追い求めれば、全体像が理解できると考えた。自然科学はその結果、量子論に辿りつき、人体を構成する各分子の特性が判れば、生命の深層も理解できるとした。しかし20種類のアミノ酸を山のように集めても、生命の根本は不明のままである。少数の粒子の属性によって、大規模で複雑な粒子のふるまいを理解するのは不可能であるとされるようになった。全体は部分の総和以上の何物かである、という先人の言葉は今も生きている。

|06:検証の可能性|
科学的言説の反証可能性を唱え、確実であるはずの科学は転換を自らの内部に包含すると主張。批判は大きな手段であり、どんな観察であれ、反論、反駆の生じない言説は検証不可能であり、よって科学的とは見なされないとした。あらゆる科学は推測であり、永続的に修正されながら、事実に近付いていくのだろう。我々の分野では、動的平衡を示す人体と、生命の脈動を持たない無機物との界面に、新たな科学と臨床の融和が起ころうとしている。インプラントを通して、推論と事実の検証と修正が加えられている現在、その変化の中央に居るのは幸運かもしれない。
|07:パラダイムシフト|
“ 天動説 “ のように、ある領域、時代の支配的な科学的概念をパラダイム ( Paradigm ) と称する。それを根底から転換する新しい巨大な科学的革命を、T. Kuhn は Paradigm shift と名ずけた。地動説、ニュートン力学や相対性理論などはその代表である。その科学的革命を通常科学が継承し、検証を加え、進展、熟成させる。古い保守的な概念は足枷となり、全てを新しい思考形態から再出発させる必要がある。
|08:インプラントの位置づけ|
Implant の臨床応用は、歯科における巨大な科学革命であり、過去の理論が成立しない局面が出てきた。不動性で、被圧変位を示さない Implant は咀嚼器官全体を変化させる。欠損イコール Implant という短絡は適用されず、古い咬合の概念だけでは筋肉や顎関節の変化に対応できないだろう。しかし、通常科学による長期の検証を待たずに臨床が先行しすぎ、関節や咬合などに理解の困難な諸問題が次々と発生するようになった。
|09:歯科医療の特質|
細胞による自己複製能力の有無と、両者の融合を図る歯科医療の特質を理解したい。細胞の究明や構造の分析だけでは解決できないヒトの本質を探りながら、医療体系での独立性を確実な基本原則にしたい。
 

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